2017/05/23
笑顔をありがとう
愛犬が亡くなりました。
数年間の闘病の末、11歳と10か月で亡くなりました。
難治性の特発性てんかんでした。
この病気は発作により脳が破壊される病気です。
私のことを忘れ、自分の名前も、好きな食べ物も、お散歩も、トイレに行くことも忘れました。
その後、脳の破壊は運動野に移動しました。
音に敏感で発作が起きました。
毎日朝から晩まで無音の中で過ごすことになりました。
作品を造る時に出る音も例外ではありません。何も作れず悔しい思いをしました。
やがて徘徊が始まり、寝てる時以外止まることなく部屋を歩きつ続ける日々が続きました。
その期間が終わると歩けなくなり、目が見えなくなり、耳も聞こえなくなりました。
体も軽く小さくなり体重は半分になりました。
発作が毎日起こるので私も愛犬もまともに寝たことはなかったです。
涙をこらえて、明るい雰囲をつくることを心がけました。
脳の細胞が回復してほしいという願いを込めてリハビリもがんばりました。
願いは叶わず、
呼吸の仕方までわからなくなり、最期は呼吸困難で私の腕の中で亡くなりました。
魂が抜ける感覚は今でも忘れることができません。
もともと明るい性格で、ひょうきんで賢い子でした。
この子がいるだけで楽しくて本当に大好きでした。
昨日は初七日でした。浅草寺へ行って無事に天国へ行けるようにお願いしてきました。
天国ではたくさん食べて、走って、笑って、私を思い出してね。
たくさんの笑顔をありがとう。
家族になってくれてありがとう。
たくさんの人と結び付けてくれてありがとう。
大好きだったよ。
ずっと忘れないからね!
また天国であったらギュッと抱きしめるからね~。
それまでちょっと待っててね。
いってらっしゃい。